第28話

点滅していた赤い文字には、こう、書かれていました。

「ミジュクセイ」

(ミジュクセイ?)

つばめのしゅん太は、パッとその文字を見て、すぐには理解できなかったのですが、

(ミ→未…、そうか!)

次第に分かり始めたようでした。

「やっぱり。」

その時、オランウータンのクレバ博士は言いました。

「これ~は~、まだ~、じゅくして~いない~しょうゆ~です~なぁ~。ほら~、いぜん~つばめの~しゅん太~さん~が~つくった~しょうゆを~かい~せき~したときは~、「ジュク~セイ」と~ひょうじ~された~のは~おぼえ~て~いる~かのぉ~。」

(そういえば…)

つばめのしゅん太さんは、何かを思いだしたようでした。

「そういえば、あの時、しょうゆ屋としての自信がなくなり、自分のしょうゆがどれほどの価値があるものかを、博士に解析してもらったんだった。そのお陰で、少しづつ僕はしょうゆ作りに自信を取り戻したんだ。」

第28話

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