第24話

2つ目の峠を越えると、奥のほうの森林から煙が立ち上っているのが見えました。

「あれがオランウータンのクレバ博士の研究所だな。もう一飛びだ。」

つばめのしゅん太さんは、長距離の飛行でやや息が上がっていたものの、煙が見えたことで、再び力強く羽ばたきました。そうして、次第に、煙がだんだんと近づいてくるとともに、クレバ博士の研究所の煙突も見えてきました。

「もう少しだ。はぁはぁ…」

息が上がりつつも、なんとか、クレバ博士の研究所の前に到着しました。

ドンドンドン(戸を叩く音)

「は~ぁ~い~ぃ。」

戸の奥からゆっくりとした返事が聞こえました。それは、間違いなくオランウータンのクレバ博士の声でした。

第24話

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