第22話

つばめのしゅん太さんは、小脇にしょうゆがほんの少しだけ入った徳利をかかえ、空に飛びあがりました。

「どん平さん、じゃぁ、いってくるよ~。」

「いってらっしゃいませ~。しゅん太さん、よろしくお願いしま~す。」

その後すぐに、いつものつばめのしゅん太さんのしょうゆを使って汁を作り直しました。そして、ねずみのチューたろうさんに、再びうどんを差し上げました。

「ねずみのチューたろうさん、いつものうどんだけれども…、どうかなぁ?」

「これこれ。これこそが、どん平さんのうどんだよ。」

ねずみのチューたろうさんは喜んで食べていました。もちろん、麺だけでなく、汁まですべてを飲み干して完食しました。ただ、やはり、たぬきのどん平さんは、きつねのつね次郎さんからいただいたしょうゆがとてもおいしく感じていただけに、正直に喜ぶことができませんでした。

第22話

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