第18話

つばめのしゅん太さんは、嫌な予感がしました。同業者の中でも、金を目当てにあくどい商売をすることで有名であるきつねのつね次郎さんの評判をよく知っていたからです。そこで、つばめのしゅん太さんは、厨房に向かい、皿の上のしょうゆをたしなめてみました。

「ぶっ…、なんだいこのしょうゆは…。」

明らかにつばめのしゅん太さんには、きつねのつね次郎さんが同じしょうゆ屋として、これをたぬきのどん平さんに平気で渡していることに、いらだちを覚えました。

「たぬきのどん平さん。これはただの発酵し始めただけのしょうゆの素じゃないかぃ。とても熟成が進んだしょうゆとは思えない…。」

「へっ…」

「もしかして騙されているんじゃないか?」

「えっ…」

第18話

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